宇宙ひびきの2−2−1
「あーあー。こちら、『ひびきの』艦長代理を務めます、坂城匠少尉であります」
その通信は全方向回線でひびきの旗艦「トロイホース」から発せられていた。
いわゆる、停船勧告である。この状況下では、セオリー通りと言えた。
だが。
「ところでさぁ、僕は『ときめき』の中だったらやっぱり虹野さんが好みなんだよなぁ〜」
そのセオリーから外れ、馴れ馴れしい口調で匠はときめきをナンパしにかかる。
「あ、でもボーイッシュな清川さんもいいし、エキセントリックな片桐さんも捨て難い……」
ゴツッ。
鈍い音が全軍に響いた。鈍器で固いものを殴ったような音。
「……えー、とにかく、『ひびきの』全員の総意のもと、アーガマの停船と、武装解除を勧告します」
取り繕ったように生真面目な声に戻る匠。
「あなたがたの行動は、明らかに軍規に反しており、我が軍の統率を著しく乱すものであります。この勧告に応じてくださるなら、こちらも即座に武装解除し、貴官らを責任を持って保護することを約束いたします。寛大な処置が下るよう、ユーキ准将に上申もしてみましょう」
そこまで一気に言ってしまってから、匠は「はあっ」と辟易したように溜息をつく。
「あー、こういう言い方は肩こるなぁ。とにかく、悪いようにはしないからさぁ。おとなしく捕まってみたりなんかしてくんないかなぁ〜〜〜……駄目?」
第二話
「信じて欲しい 君の涙を見たくないから」(2)
「やっぱり、最後までしりあすはもたなかったね」
苦笑しながら、光。
「まったく……。誰よ、坂城くんに艦長を代行させようなんて言い出したのは」
「いいんじゃねえか?。ああいう言い方の方がわかりやすいぜ」
琴子とほむらがそれぞれの反応を示す。
「停戦……応じてくれるといいね」
ぽつりと、花桜梨が言った。
「そうかぁ?。あたしは興味あるな。ゲッターやエルガイムと戦えるなんて、滅多にねえからな!」
ほむらは、興奮を抑え切れない様子だ。もしときめきが停戦を受理して大人しく従ったら、がっかりしかねない。
「でも……できることなら」
花桜梨の言葉には、わずかに疲労が滲んでいた。先刻のテストの疲れが、まだ残っているのだろう。
「八重さん、だいじょうぶ?」
それを察した光、ヴィクトリーをR−3に接触させ、回線を開く。
「私、T−LINKとかニュータイプとかよくわかんないけどさぁ。あんまり気負わない方が良いと思うよ。力になれる事があったら、何でも言ってね」
光の笑顔につられ、無表情な花桜梨の顔にも、かすかに笑顔の光がともる。
そこへ、再び全方向回線が入る。ザブングルから、虹野沙希による通信だ。
「こちら、「ときめき」の虹野沙希です」
「確かに、私達の行為は、軍旗違反になるかも知れませんけど、停船勧告には応じられません」
「私達に反逆の意思が無いと言っても信じてもらえないと思うし、あなた達にも立場があるのはわかるけど、出来ることなら、同じPS軍のあなた達、『ひびきの』の皆さんとは、戦いたくありません」
「だから、この場は、戦闘をしたくないんだけど、実力で私達を止めようとするのなら、応戦も仕方ないと思っています」
「とにかく、投降は出来ません」
「やっぱり、ダメだったね」
「……うん」
光と花桜梨、顔を見合わせて声をおとす。
「でも、こうなったら仕方ないよ。なんとか、私たちの力でときめきを止めようねっ」
こくりと頷き、花桜梨は通信を切ろうとする。
しかし、その手がはたと止まる。
「あの……陽ノ下さん」
「?なぁに?」
「あの……さっきは……。ありがとう」
>>>>>>
作戦
光(チャチャッといくよ)225+20
八重(普通に)193
ほむら(全力攻撃!)129
琴子(普通に)124(122)
VS
彩子(慎重にね)202
優美(当たるわけには!)194
沙希(逃げまくるぅ)177
望(逃げまくるぅ)161
好雄(全力攻撃!)115
>>>>>>>