LEAF2−3
「これで、終わりだな」
呟きと共にバスターランチャーを構えトリガーに指をかける。その刹那
……ッッッッズオォン!
戦間並の砲撃がヌーベルディザートを襲う!
「……っ、なんだ!」
一瞬の判断で下がったリサに第2撃が向かってくる。
「ちっ、ここまでか。全機、後退しろ!」
「助かった……の?」
思わず安堵の呟きをもらすあかり。
「こちら、Leafこみっくパーティーの牧村南と申します。ザンジバル、応答してください」
「はい、こちらザンジバル艦長代理の神岸あかりです。ありがとうございました。おかげで助かりました」
「いえいえ、当然のことをしたまでです。ところで緊急の要件がありますので、至急全員を帰還させてください」
「わかりました」
「なんや、牧やんどないしたんや? あんた、こっちに配属とちゃうやろ? 瑞希っちゃんもおるし」
「ええ、そうなんですけどね。実はですね」
「もう、何暢気に話してるのよ。それどころじゃないのよ!」
「まあ、とりあえず落ちつこうや。私は司令官代理の保科智子と言います。一体どういうことでこっちに来たんですか?」
「実はですね、DOS/Vが本腰をあげて地球を奪還しようという動きがあるらしいんです」
「なっ……」
全員が口篭もる。
「DOS/Vが本腰って……」
「どうやら、とうとうALICEが腰をあげそう、ということなのよ」
「ALICEが? けど、あそこはPSとSSの動きには全くの無関心だったはずや。なんで今更……」
「それが、目的が地球からのPS、SS軍撤退と、宇宙で活動しているLeaf、F&Cの宇宙からの撤退がその動きの内容らしいの。ほとんどのDOS/Vが」
突如、台詞が途切れる。モニターに通信仕官が映し出されたからだ。
「なんや、今会議中やで」
「も、申し訳ありません。ですが、ち、地球のALICEが発表を行っております。そちらに回しますのでご覧下さい」
画面が変わり、女性がマイクの前に立っている。
「あれは……。マリス総参謀長か!」
「○月×日、我々DOS/V連合は地球にて戦闘を行っているPS、SS各軍に対し地球からの完全撤退がなされない場合、戦線をここに布告致します。並びに、DOS/V内にて宇宙に戦争目的で展開しているLeaf、F&Cに対し、宇宙からの完全撤退を要請致します。要請にしたがわない場合は不本意ながら、実力を持ってこれに従って頂きます。これらの事項はALICE並びにDOS/Vの賛同を得て行っているものであることをここに宣言致します。繰り返し……」
「とうとう動き出したんやな。しかも目的が理に適っとる。さすがと言うべきやな……」
「あらあら、1歩遅かったようですねぇ」
「それで、上の方では今回の事態について、我々はどうしろと言ってました?」
「とりあえずは、ルナのPS軍基地にて補給をし、そこで動きを見るように、とのことです」
「……なるほどな。うちらがDOS/VやLeafの基地で武器弾薬を補給すると口実になるから、って訳やな。んで、どないします? 司令官代理」
「まあ、このまま手を拱いてても仕方ないやろ。機体の修理もあるし、演習も実践になってもうたが行った。おとなしくルナに向かう」
「了解」