「Eiskalt Doppelfang」VS「Klar」


(栞、何でこの大会に出てるのよ!)
(私もまさか、お姉ちゃんが大会に出てるとは思わなかったから…)
(まぁ、いいわ。やるからには決勝まであがってきなさい。私とあたるまで、負けることは許さないわよ)
(うん。お姉ちゃんとの試合、楽しみにしてる)
(頑張りなさい。後悔、しないようにね)
(うん、ありがとう、お姉ちゃん)

「……さん」
「…里さん」
「香里さん」
「え?」
「香里さん、どうしたの? もうすぐ試合開始よ」
「……え? あ、ごめんなさい。ちょっとさっきのこと思い出してて…」
「妹さんと話したこと?」
「ええ。妹と約束したの。決勝で会おうって」
「そう。なら、なおさら負けられないわね」
「ええ。勝つわよ、マリアさん」
「当然ね」


Bブロック第1試合
「klar」
川澄舞/ズワウス,麻生華澄/ガイラム

vs

「Eiskalt Doppelfang」
美坂香里/ガンダムMk−V,マリア・タチバナ/神武



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>第1ターン (戦闘BGM:少女の檻)
舞:精神コマンド「冷静」使用 → 以後、全ての武器が「S武器」扱いに
  牽制/オーラソード>ガンダムMk−V
香里:牽制/背部ビームカノン>ガイラム
華澄:精神コマンド「信頼」使用 → 牽制効果2倍
   牽制/ランサー>神武
マリア:牽制/ガトリング砲>ズワウス
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 相手となる川澄舞のズワウスと麻生華澄のガイラム、そして自分たち、マリアの神武と香里自身のガンダムMk−V、この4機のうちズワウスのみが接近戦専用の機体だ。
 4機の特性から考えて、香里は敵の攻撃の起点は華澄のガイラムだと推理していた。
 ガイラムも一緒に格闘戦を挑むにせよ、ガイラムは牽制に徹するにせよ、ズワウスが動くのはガイラムの後だと読んで、ガイラムにビームカノンの照準を合わせていたのだ。

 だから、川澄舞のズワウスが、真っ先に自分に向かって突っ込んできたことに戸惑いは隠せなかった。

「くっ…まさかいきなり突っ込んでくるなんて…?」
「………」

 ズワウスが、手にしたオーラソードの腹で、Mk−Vを横殴りにしようとする。
 それとほぼ同時に、ガイラムが神武に接近しているのが見えた。
 そう。まるでMk−Vと神武を1ヶ所に集めようとしているかのように。


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舞の牽制成功
→Mk−V、次ターン回避率−20%
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「?! バスターランチャーを狙ってる?!」 

 舞の攻撃により大きくバランスを崩したMk−Vは、ガイラムに向かおうとした足を止められ、その脇をガイラムが神武目指して駆け寄る。
 香里は慌てて、神武目指して近付いてくるガイラムの足元に向けてビームカノンを放った。
 だが、ビームの衝撃波で吹き上がった土砂をかきわけるように現れたガイラムのランサーが神武の足元を薙ぐ。吹きあがった土砂は、むしろ神武に対しての目くらましになってしまったようだ。


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華澄の牽制、精神「信頼」により効果2倍。
→香里,マリアの牽制、相殺消滅
香里の牽制失敗
マリアの牽制失敗
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 そのため、ズワウスを狙っていた神武のガトリング砲は火を噴くことなく、
 そして再び距離をとったガイラムのバスターランチャーが、Mk−Vと神武を狙う。


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>第2ターン (戦闘BGM:オンリー・マン)
マリア:精神コマンド「加速」使用 → 行動順を一番最初に
    攻撃/スネグーラチカ(マップ兵器7)>ズワウス
    (命中率:95%)
舞:牽制/格闘>神武
香里:攻撃/ビームサーベル(1+7)>ガイラム(バスターランチャー8)
   (命中率:57%)
華澄:攻撃/バスターランチャー(マップ兵器8)>Mk−V(+神武)
   (命中率:68%/Mk−V,100%/神武)
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「……まだ…もう少し近くに…」

 オーラソードをおさめたズワウスが、バスターランチャーの射線より少々ずれている神武に掴みかかる。
 が、

「させないわ」

 先程撃てなかった分まで溜めていたのだろうか、ここでマリアの霊力が高まる。
 そして神武は、乗り手の霊力の高まりに呼応するように大きな力を生み出す。
 それほど動きの早くない神武なのに、ここでの反応は、川澄舞よりも早かった。

「スネグーラチカ!!!」

 そして放たれる氷の力。氷娘の幻像から伸ばされた冷たい手が、空中のズワウスを掴む。
 凍り付いて動きの鈍ったズワウスは、失速して神武の正面に墜落することとなった。


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ダメージ/ズワウス:2906×1.25=3632
          HP:5700−3632=2068
舞の牽制失敗
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 同時にもう一組の方でも動きがある。
 Mk−Vを射程に捕らえているガイラムのバスターランチャーを破壊すべく、香里はビームサーベルを抜いて斬りかかる。

「それを撃たせるわけにはいかないの!」
「いいえ、撃たせてもらうわ」


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戦闘BGM変更:風のノー・リプライ
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 バスターランチャーのチャージが完了するのと、Mk−Vが斬りかかるのとは、ほぼ同時の出来事だった。
 だが、その射線の中には、Mk−Vと神武だけでなく、その正面に墜落したズワウスをも含まれていたのだ。

 一瞬躊躇いを見せる華澄。
 でも…

(…注意しておくから何時撃ってもいい)

 事前の打ち合わせでの言葉を思いだし、華澄は引き金に指をかける。
 ただし…


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バスターランチャー発射(マップ兵器)
ダメージ/Mk−V:2706×1.29×P1.1×RB0.8
         =3071
          HP:5800−3071=2729
     神武  :RB/射線から外されたためノーダメージ
バスターランチャー暴発(ダメージは、攻撃力0気力0のバスターランチャー扱い)
ダメージ/ガイラム: 569
          HP:6000− 569=5431
    /Mk−V: 856×RB0.5= 428
          HP:2729− 428=2301
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「…きゃっ」

 事前の打ち合わせ通りに射線から離れようとしたズワウスだが、スネグーラチカに捕らえられているため動けず、それを視界に捕らえた華澄は、ぎりぎりでその射線を外したのだった。
 それによって、神武もまたその射線から外れることになった。
 さらに、発射と同時に爆発して壊れたバスターランチャー。
 それはもちろん、Mk−Vがビームサーベルで斬りかかった事による。
 そしてそのためにバスターランチャーの威力が半減とはいかないまでも大きくそがれていたのだ。

「川澄さん…ごめんなさい。狙いを外しちゃったわ」
「…避けられなかったこっちが悪い。大丈夫…まだ勝てる」



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>>第3ターン (戦闘BGM:嵐が始まる時)
華澄:攻撃/バドルスピア(P2+7)>Mk−V
   (命中率:68%+Mk−V機能低下分20%=88%)
舞:攻撃/オーラ斬り(P1+7)>Mk−V
   (命中率:62%)
マリア:攻撃/狙い撃ち(S+10)>ズワウス
   (命中率:95%+ズワウス機能低下分20%=100%)
香里:攻撃/インコム(8)>ズワウス
   (命中率:61%)
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 明らかに動きの鈍いズワウスだが、それでも果敢にMk−Vに向かって斬りかかる。
 そしてまだ動いているズワウスを見て安心したのか、ガイラムもそれに合わせるように動き、Mk−Vと相対する。

 破壊されたバスターランチャーを放り出してMk−Vに斬りかかるガイラム。
 そのMk−Vは、動きの鈍くなったズワウスを落とすべくその背からインコムをとばそうとしていた。
 だがそれは、すぐ側にいるガイラムに無防備な姿をさらすことになる。

「やらせないわ!」

 いかに高軌道のMk−Vとは言え、既に大きなダメージを受けている身では、その力もろくに発揮されることなく、結果、攻撃をかわすことは出来ない。
 ガイラムの攻撃だけでなく、その後を追うように放たれた、ズワウスのオーラ斬りさえも。

「川澄さん、合わせて!」
「……クロスボンバー」

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ダメージ/Mk−V:1749×1.29=2256
          2468×1.23=3035
          HP:2301−5291 → 撃破
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(くっ…、栞、ゴメンっ)

 だが、Mk−V撃破もつかの間、いや、それとほぼ同時に、神武が傷ついたズワウスを狙い撃った。

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ダメージ/ズワウス:2178×P1.1×1.25=2994
          HP:2068−2994 → 撃破
>>>>>>

「…」

 ズワウスもそこで撃墜され、墜落する。

「……香里さん、ごめんなさい。間に合わなかった…」


 互いに1機ずつを破壊しあったところで、規定の試合時間は終了した。


>>>試合結果:判定>>>
残りHP/ガイラム:5431/6000
     ズワウス:   0/5700
     チーム合計:5431/11700=46%
    /Mk−V:   0/5800
     神武  :4500/4500
     チーム合計:4500/10300=44%

 判定:チーム「klar」の勝利
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(ゴメン、栞。あんな事言ったのに…わたしの方があっさり負けちゃったわ。
 せめてアンタは勝ち残りなさいね)



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