GC00XX年、某月、地球、ランタオ島……
好雄「全国1億人のガンダム以外ファンのみなさん、こんにちわーっ!!」
紐緒「その数は非論理的ね。2000年現在、日本の人口は……」
好雄「(無視して)いよいよこのランタオ島において、ガンダム以外のガンダム以外によるガンダム以外のためのファイト! 名づけて『ガンダム以外ファイト』が行われんとしています!」
真奈美「そ、そのまんま、ですね……」
好雄「実況は私、GG界一の『イイ奴』早乙女好雄っ!!」
紐緒「紐緒結奈よ。解説をやらせてもらうわ」
真奈美「……あ、す、杉原、真奈美です……特別げすとらしいんですけど」
好雄「以上三名でお送りします!!」
志保「本部席の、早乙女さーん!」
好雄「はいはい、なんですかー! リポーターの長岡志保さーんっ!」
志保「はぁい。こちら志保ちゃんっ! 志保ちゃんは今、各出場メンバーの応援席に来ていますっ!」
明日香「ピースピース!!」
夏穂「大阪のおかあちゃん、みてるー?」
妙子「えっ、なにこれ!? ホントに映ってるの!?」
明日香「ピースピース!!」
志保「(明日香の顔をカメラからどけながら)このように、凄まじい熱狂ぶりでーす!」
好雄「どうやら、センチ=ベルの応援席のようですね?」
志保「闘将ダイモスで出場の山本るりか選手の応援に、メッチャ盛り上がってまーす!」
晶「ふん。私が出れば、優勝は間違いなかったのに」
ほのか「ほのかの弐号機がでれば、じぃーっとしてたらとりあえず最終決戦までは残れるよ」
美由紀「その前にケーブル切られちゃうと思うけど」
千恵「そりゃ、この上なくマヌケな絵ヅラだな……」
えみる「りゅんりゅんりゅゅーんっ!!」
志保「ご覧のように、激しい応援ぶりでーす!!」
好雄「うーん、どこらへんが応援だったのかよくわかりませんが」
真奈美「み、みんな……るりかちゃんの応援しようよぅ……」
志「次は、ときめきの応援席にいってみましょー!!」
優美「沙希先輩っ!! ファイトですっ!!優勝です!!」
片桐「望ぃーっ!!! テキトーにガンバッテねー!!」
好雄「おやおや、こちらは意外とまともに応援してますねー?」
(と、その横から、朝日奈がマイクをひったくる)
朝日奈「もう超コウフンってカンジぃっ!!」
古式「すごいですねぇ〜〜〜」
美樹原「あっ……あの……」
如月「沙希ー! ガンバってーっ! ……ああっ、大声出したらめまいが……」
朝日奈「こうなったら、朝日奈夕子、唄いまーすっ!」
古式「すごいですねぇ〜〜〜」
美樹原「あっ……あの……が、がん……」
片桐「Oh No! 歌なら私の出番よっ!!」
朝日奈「やーよっ! 片桐さん、一度マイクもたせると離さないんだもん」
美樹原「が、がん……ばっ……」
志保「ちょっ! アンタら! 返しなさいっての! マイクは志保ちゃんのもんなんだから!」
古式「すごいですねぇ〜〜〜」
好雄「……えー……なんかもめてるようですね」
真奈美「あの……名前知らないんですけど、あの、ヘルメットかぶった方? 私、他人とは思えません……」
紐緒「杉原さん。あなた今気づかないうちに酷いこと言ったわよ」
志保「(ようやくマイクを取り返して)次は、ONEの応援席にいってみましょう!」
長森「里村さんっ、川名センパイ! がんばってねー!」
繭「みゅーっ!!」
澪(スケッチブックを掲げて)『がんばるの!!』
志保「うーん、こちらの応援も賑やかで……あれ? 七瀬さん、静かですねえ? 応援はしないんですか?」
七瀬「フフ……乙女の応援は、怒鳴ってばかりじゃ駄目なの」
志保「はあ……」
七瀬「こうして、心の中で一途に祈る……乙女にしかなせない技よ」
繭「みゅ? みゅーっ♪」
繭、七瀬のおさげをひっぱる。
七瀬「ギャーッ!!! こんガキィャあ!! なにしくさる!!」
一同「………………」
七瀬「ハッ!! ……ほ、ほほ。つ、つい北部イタリア訛りが」
好雄「うーん、毎度ながらベタベタですねー」
真奈美「これ書いてるGMさんも、そう思ってるみたいですよ」
志保「えー、次はLEAFの応援席にいきたいと思います」
あかり「彩さーん! がんばってっ!!」
マルチ「セリオさんも、がんばってくださぁぁぁぁぁぁぁいいい!!」
芹香「……(ごにょごにょ)」
綾香「え? 何、姉さん。……死なない程度にがんばってください、って? ハイハイ。だってさー!! 聞こえたー!?」
詠美「む〜〜〜なによなによなによ。この詠美ちゃんが出れば、絶対優勝できたのにぃ。どうしてあのネクラ女とメイドロボなんかが出てるわけぇ?」
由宇「そりゃ、あれや。里村さんのキュベレイとかぶってしもうたんやろ。仕方ないこっちゃ」
詠美「なんでぇなんでぇなんでぇ? あたしの方が『まーくつー』で強いのにぃ〜」
由宇「……アンタ、Mk.IIの意味ちゃんとわかってるんか?」
詠美「当たり前よぉ。すっごく痛くて苦しいんでしょお? それくらい強いんでしょお?」
由宇「……あん?」
詠美「だって、『まぁ、苦つ…」
(由宇、ハリセンをたなびかせ、思いっきり詠美をはたく)
由宇「……耳が腐ってまうから、その先はいわんといてや……」
志保「え〜〜〜、以上、LEAFの応援でしたー」
好雄「応援というより、どつき漫才という感じでしたねぇ。んんん、盛り上がってきたぞおっ!!」
真奈美「あ、あの、紐緒さんが寝ちゃってますけど……」
志保「はぁい。そろそろやる気もなくなってきましたが。次は帝国華撃団の応援席です」
さくら「カンナさん! 花組の実力見せてください!!」
すみれ「山猿ー!! 負けたら承知しませんことよー!!」
マリア「でも、光武は飛べないからどう考えても不利ね。カンナの技量はトップクラスなのに」
アイリス「アイリス、ズルして超能力で浮かしちゃおうか?」
紅蘭「コラ、そういうことはでかい声でいうもんやないで。小声で、こーっそりいうもんや」
志保「っていうか、めちゃめちゃバレてるんですけどぉ……。しかも光武が浮いたら絶対みんな気づくし」
好雄「うーん、飛べない接近戦ユニットは、地上戦闘はどう考えても不利ですねぇ」
紐緒「それはそうよ。ザブングルとケンプファーも苦戦するでしょうね」
真奈美「(嬉しそうに)どっちも、青いですもんねっ」
好雄「本当だ!!! 青い!!」
フーミン「青は関係ないー!!」
志保「さて、最後は『ひびきの』の応援席なんですけど……なに? この黒服の方々は?」
咲之進「ハイ、サン、シッ!」
黒服たち「うおおおおおおー!!! メイ様ぁぁぁぁ!!!」
志保「(耳を塞ぎながら)す、すごい応援です! さすが伊集院家といいましょうか。しかし、肝心の『ひびきの』の方たちは、どこにいるんでしょうか?」
光「ここだよぉ〜〜〜」
志保「あ、いました。陽ノ下光さんたちです……って、なにやってんです? 割り箸を鼻にツッコンで、ザルを頭にかぶったりなんかして……」
琴子「こうやったら、絶対ひびきのが優勝するんですって……」
楓子「ほ、ホントなんですかあ? 白雪さぁん」
白雪「ええ、まちがいありません。占いで、そう出ています。(突然、虚空に向かって)そうですよねえ!! ランタオ島の精さーんっっ!!!」
志保「……ひとり、ヤバゲな人がいるようですねー?」
美幸「でもさー、みほぴょんの占いってあたるからなー」
白雪「……ハッ!? 今、またお告げがありました。その格好のまま、『日本全国酒呑み音頭』を踊ると、さらに勝率がアップするそうです」
一同「ええええ〜〜〜っっっっ!!!??!?」
八重「(ひとり黙々と)……四月ーはお花見ーで酒が呑めるぞー。酒が酒が呑めるぞー、酒が呑めるぞー……」
一文字「す、すごい……八重さん……無表情であの踊りを……」
ほむら「ってえか、怖いぞ」
光「と、とにかく、私たちも踊ろっ?」
一同「酒が呑める呑めるぞー酒が呑めるぞー♪」
好雄「……なんだか、結構楽しそうですねえ?」
真奈美「でも、麻生華澄さんと伊集院メイさんは、必死に他人のフリしてますよ?」
紐緒「応援の意味がないわね」
志保「……以上で応援席からのリポートを終わりまーす!! お相手は、あなたの、あ・な・た・の長岡志保ちゃんでしたー!!」
好雄「え? これで終わり? ライズ・ハイマー選手の応援は?」
紐緒「本人からのコメントがきてるから、読むわよ。……『必要ないわ』」
好雄「そ、それだけ?」
真奈美「わ、わー。かっこいいなあ……」
紐緒「さすが南欧最強と謳われた八騎将のひとりね。父の名を汚さぬためにも、ここは負けられないところかしら」
好雄「なんのことだ? 彼女はレッドの傭兵だろ?」
紐緒「知らないのなら、それでいいわ」
真奈美「あのう、ところで、この『謎の少女M』さんっていうのは?」
好雄「おっと、そうだった。ご紹介しましょう、どうぞっ」
美月「えへへ、こんちわ。赤坂美月ですっ!」
好雄「うおおおお〜〜〜!! 可愛い〜〜〜!!!」
美月「ハ、ハハッ。なんかテレくさいな、こういうの」
真奈美「あなたが、バストールに乗って戦うんですか?」
美月「うん。今日は特別、ね」
好雄「赤坂美月ちゃんと言えば、SCE(ソニー親衛隊)の部隊ラ・ドルーヤのエース!! 優勝戦線に食い込んできそうですねえ!! どうですか、紐緒さんっ!?」
紐緒「……そうね」
美月「とにかく、がんばるよ。じゃ、いってきまーす!」
美月、バストールに乗り込み、ランタオ島に跳んでいく。
好雄「おおっ、オーラノズルのきらめきがまぶしいっ! ついでにミニスカートもまぶしかった!」
紐緒「……あの噂、本当なのかしら……」
真奈美「何か言いましたか、紐緒さん?」
紐緒「なんでもないわ」
好雄「さあ! これで全選手がランタオ島に配置されました!!」
真奈美「い、いよいよですねっ」
好雄「この不肖早乙女好雄が、開会を宣言させて頂きます! 皆様、御拝聴くださいっ!!」
好雄(うー、緊張するぜぇ……でも言いたかったんだよなあ、コレ)
好雄「(すーはー)……それでは!! ガ」
朝日奈・真帆・明日香・詠美
「ガぁぁンダム以外ファイトぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
カンナ「レッッディィィィィィィィィッッッッッッッッッッッッッ!!!!」
華澄「レディ……」
セリオ「レディ」
ライズ「……」
彩「………………レ…ディ………………」
清川「レディィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!」
美月「ゴォォォォォォォォッッッッッッッ!!!」
みさき「ゴウッ!!!」
虹野「ごぉ〜〜〜!!!!!」
茜「…………」
メイ「ゴー!!!なのだ!!!」
るりか「ゴォォォォォォォォォォォォッッッッッッッッッッ!!!」
朝日奈・真帆・明日香・詠美
「きゃっほー♪きっもちぃぃっ〜〜〜!!!」
好雄「……お、オレの晴れ舞台が……」